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肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

動物愛護考 ~古平戸・染付虎型水滴~ 

日本に犬公方様がいたのは江戸も元禄の頃ですが、
今日のアメリカ、特にカリフォルニアは犬公方だらけ。

南カリフォルニアのリッチな女性の定番は、
高級ドイツ車と真夏に服を着せられた犬と美容整形・・・

なんだかなぁ・・・・(´・_・`)

ドイツ車っていっても、ただのベンツとかBMWじゃないんですよ?
みんなポルシェやアウディのSUVに乗り、クリニックでフィラーや
フェイスリフトをキメております。
極めつけはお犬様。うちのワンちゃんは家族なの、とでもいうかのように
カフェでもどこでもつれてくる・・・

私も昔は柴犬を飼ってたけど、昨今のこういう風潮っていかがなもんでしょ?
衛生的でないような・・・・?

しかも車のバンパーに、「うちの犬のほうがおたくの子供よりおりこうちゃん」とか
書いているのをみると、世も末だと思わざるをえませんな。
まぁ、せいぜい最期はワンちゃんに看取ってもらえ・・・とつい毒を吐いたりして・・・・
(´∀`σ)σ ハハハ・・・

日本には犬公方という便利な言葉がありますね。
犬公方と言うと、あまりそのクレイジーっぷりは伝わりませんが、
英語圏では、猫を飼っている(ちょっと変な)女性は
Crazy Cat Lady などと呼ばれます。

そのイメージは推して知るべしですが、興味深いのは
実はこの呼び名、医学的に証明できるのだそうです。

もし犬公方とCrazy Cat Lady、どっちがましかと聞かれたら、
私的には後者でしょうか・・・?
猫を人がたくさん集まる屋内に
連れてくる人はさすがにいませんからなぁ。。。。

そもそも人間より動物が大切だと思う人は犬ネコの好みに関わらず
クレイジーなんでないの?と思いますが、まぁ何事も
要は飼い主の常識の問題ではないかと思ったりもします。

・・・などという話を、夕食時夫婦で話しておりますと、
我が家の小さいほう(4歳)が、
「マミー、トラはネコの仲間なんだよ!」と
教えて(?)くれました。

ほほーぅ。アメリカではその年でもう
トラはネコ科だと教えるわけだね・・・?と妙に感心。

まぁ、トラはネコと違って危ないかもしれないけれど、
生き物でなければネコに似て、その姿形は可愛いものがあります。

・・・というわけで(?)、今日はネコ科のトラの水滴をお見せしましょう。

古平戸。19世紀のものです。

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トラ・・・か・・・???

suiteki 2

平戸焼の魅力はひねり物である、と某平戸コレクターの方に言われたことが
ありますが、私もこの点については全く同感です。

平戸焼のひねり物の中でも、特に書道具関係のものは
いくつでもほしくなります。

suiteki 3

この染付虎形水滴は非常に有名なものなので
ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

以前にも書きましたがLAにある Los Angels County Museum of Art には
日本国外では有数の古平戸コレクションであるKurtzman Collection を所蔵しています。

このトラももちろん
平戸焼の逸品として紹介してあります。

同じものをいくつか過去に見たことがありますので
イギリス向けの輸出品であったのではないかと思います。

イギリス人、書斎を飾る文房具収集が好きですねぇ・・・

suiteki 4

輸出時期ですが、LACMAでは単に19世紀の作と書かれております。

個人的には、幕末頃のものではないかと思うのですが・・

というのも、これより少し後の明治の輸出品の場合
呉須の発色が下品なんですよぇ。

これは呉須の発色や細工から考えて
もうちょっとふるいのではないかと思います。

suiteki 5

時期的にはこれとか
これに近いと思うのですが・・

suiteki 6

昨年の事ですが、とある平戸焼専門の学芸員の先生にお話を伺ったときに、
平戸の古いもの(江戸時代)はちゃんと肉球まで彫ってあるのだと教えていただきました。

ということは、染付唐獅子
江戸以降ということになるわけですが、肉球はなくてもこれもたぶん時代的には
幕末頃のものではないかな、と思っているのですが・・・・。
明治の輸出品とは一線を画する気品があります。

もう一つの染付龍竹林賢人文酒注については、ひいきにしていた某骨董屋のおばちゃんの所にも
同じものがありまして、おばちゃんも自信ありげに
「これは江戸ですよ!」と太鼓判を押してくれました。

「骨董屋さんの言うことを信じるのか!」と突っ込まれそうですが
このおばちゃんは何しろ長崎の旧家から出てくるお宝を
ざくざく売っていた方ですので、
その意見は聞くに値すると思っています。

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おおっ!肉球がありますヽ(≧∀≦)ノ

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可愛すぎる!

suiteki 9

歯が妙にそろっているところや、全体的にネコに似ているところから、
細工した職人は想像して作ったのかもしれませんね。

平戸や三川内には本物の虎はいませんので・・・ね

suiteki 10

(おまけ)

新居に引っ越したので、Home Decor に頭を悩ます私。

Pottery Barn のような家にならなくても、似非モダンアートよりは
なにかしら自分の好みを反映したものを飾りたい・・・

ということで、1843に出版された Bredon Print より、
Fort de Firando (Hirado).

firando 1

「え?なに?これ中国のどこ?」などと言われるのも無理はありません(笑)

なんとこれ、西洋で紹介された日本の平戸城なんです。

当時は、中国人や日本人ってみんな似たように見えたんでしょうね。

でも、私だって16世紀のポルトガル人やスペイン人とオランダ人の
違いはわかりません(汗)。悪しからず。
旧教徒か新教徒ってくらい・・・?

firando 2

ものによりますが、このプリントは殆ど手描きで色がつけられています。
19世紀のものだしね・・・

ちなみに18世紀のものだと紙を製造する材料が19世紀のものと異なるのだそう。


(おまけ2)

7月に和菓子屋さんで購入。
アメリカであじさいが食べられるとは!!!

summer sweets

ちなみに長崎市の花は紫陽花。
シーボルトは日本人妻の名前(滝)を紫陽花の学名につけたそうですよ。

南カリフォルニアはもう3ヶ月雨が降っていません。
長崎の雨が懐かしい・・・(;_;)

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