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肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

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後悔した買い物 (平戸焼・染付玉唐獅子) 

骨董を集めていると、買った後に後悔することも多々あります。
みなさんはいかがでしょうか?

通常はあまり後悔する買い物をしない私ですが、骨董に関しては
いくつか「やっぱり買わなきゃよかったなぁ」と思うものもあります。

その筆頭にあるのがコレ。
明治後期の輸出物と思われる平戸焼の染付玉唐獅子の置物。

karajishi 1

平戸ファンなら、「え?なんで後悔するの?これ、いいじゃん?」と
思われるかもしれません。

まぁ、そうなんですが、値段を考えると未だに地団太を踏みたくなるわけですねぇ。
若気の至り(?)とはいえ、つい$1000近くも払ってしまったわけです。
悔しい~!!!

所蔵している平戸の中で二番目に値段が高いこの唐獅子。
$1000も払ったのは、どう考えても頭がおかしかったとしか思えません。
嗚呼・・・・返品したい・・・・

karajishi2.jpg

購入したのは、もう3,4年も前でしょうか。
骨董を集めるのがおもしろくておもしろくて、熱狂していた頃でした。

平戸焼の細工物らしく、九谷の唐獅子とは比べ物にならないような
出来ではあるんですけどね。

ご覧ください、この顔の精密さといったら。
目の細工から、一本、一本の歯の細工まで
かなりよく出来ています。
平戸ならではの出来ではあります。

karajishi 3

余談ですが、大学院時代の香港人の友人に似ています。
唐獅子だしね・・・(*´ω`)┛

karajishi 4

気品のあるつくりです。
たまにネットなどで、九谷などの唐獅子を
染付だからといって平戸焼として販売しているディーラーがいますが
あれは九谷だと知っていて平戸として売っているのか、
はたまた知らずに売っているのか謎です。

他の唐獅子と平戸焼の唐獅子は、デザインの面で一線を画します。
平戸焼の細工物はたいてい、目玉を掘り込んであります。
この目玉を呉須で描いているものは、平戸でないものがほとんどです。

karajishi 5

もう一つ、デザイン面での特徴は、唐獅子の鬣と尻尾の部分。
まるで仏像の螺髪のように、別に造られたものを貼り付けてあります。
ちなみに、鍋島でも唐獅子の置物を白磁や青磁などで造っていますが
鬣や尻尾はこのような渦巻状の螺髪になっておりません。

このような特徴は中国の文化に影響を受けている平戸焼ならではのものです。

karajishi 6

良いお顔です

karajishi 7

出来の良い細工物ですが、残念ながら大量生産されたものであることは
間違いありません。

唐獅子の玉をご覧ください。
ひしゃげています。

このタイプの平戸唐獅子の置物は、この玉が壊れてしまって
まったくなかったりするものがほとんどなので、ひしゃげているとはいえ
まぁ、あるだけマシなんですけどね・・・ヽ( ´_`)丿

karajishi 8

唐獅子自体、中が空洞になっておらずかなり重いので
玉の細工が、焼く時に堪えられなかったのではないかと思います。

karajishi 9

後姿。
見よ、この螺髪。
手を抜かない平戸らしいつくりです。

karajishi 10

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この平戸焼唐獅子の特徴ともいえる螺髪の鬣と尻尾、
どんなに小さな細工物でも、平戸焼であれば基本的にこのような造りになっています。

鍋島系も唐獅子を好みますが、このあたりのデザインの違いを
覚えておくと、平戸と鍋島の区別がしやすいように思います。

karajishi 12

あと、この背骨。
これも平戸の唐獅子の特徴ですね。

karajishi 13

さて、この唐獅子にどんな不満があるというかというと・・・

時代がやや古いと思われるもう一つの唐獅子と並べてみましょう。

karajishi 14

呉須の色が異なりますね。
玉唐獅子の呉須はベロ藍を使っていると思われます。
なんというか発色が下品で、並べて手に取ると
平戸焼のもつ、そこはかとない品というものが感じられないわけです。

karajishi 15

品がない、というのはまぁ個人的な好みですけどね。
 
ヒッチコックの「めまい」の、キム・ノヴァクを思い出しますねぇ。
おなじ女性なのに、ブロンドとブルネットではえらい違いでした。
ジミー・スチュアートではないけど、ブルネットのほうを受け入れられずに
髪を染めさせたり、上品なスーツを着せて改造しようとするあの執着心、
なんだかわかるような・・・?

karajishi 16

さて、そうはいっても後悔先にたたず・・・

明らかに高い買い物だった唐獅子ですが
唯一のなぐさめがこちら。

karajishi 17

この本は、イギリスの大英博物館にあるアジアの美術品の代表作をまとめたもの
なのですが、この唐獅子とおなじものが掲載されています。

karajishi 18

ちっこいぞ!(。>ω<。)ノ

karajishi 19

でもね、まぁいいんですけど。
ミュージアムピース(?)だしね。

(おまけ1)

BOOドッグと記念撮影。

これは2年前に大学で教えていた学生さんにもらったもの。
なんでこれくれたんだろう・・・?

(おまけ2)

ヴァイオリニストの五嶋みどりさんのコンサートに行ってきました。
なんと、曲目はチャイコフスキーのバイオリン協奏曲ですよ~!
席も、前から3列目ということで、ラッキー!
娘のヴァイオリンの先生のおかげで、なんと公演後は
楽屋へ入れてもらい、五嶋みどりさんと個人的にお会いして
サインまでしてもらいました。

concert.jpg

娘よ・・・ラッキーだったの、わかってる???

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