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肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

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謹賀新年 ~輸出古伊万里・色絵花盆文大皿~ 

明けましておめでとうございます。
2016年もよろしくお願いします。

新春早々紹介するのは、とっておきの輸出古伊万里錦絵の大皿です。

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1700年ー1740年頃造られたものではないかと思います。
絵に描いたような「古伊万里」のお皿。
説明することは何もない・・・・って感じですね。(*´ω`)┛

見込みには、これまたお約束の花瓶、もとい花盆。

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九陶の蒲原コレクションは、欧州貴族の所蔵していた
いわゆる輸出古伊万里を再び日本に里帰りさせたものとして
有名ですね。

輸出古伊万里に興味がある方は、ぜひ佐賀・有田の
九陶で蒲原コレクションをご覧になることをおすすめします。
個人的には、ディスプレイの仕方に若干不満がありますが、
コレクション自体は圧巻!です。

さて、輸出古伊万里は九陶やハウステンボスなどでも
見ることができますが、この古伊万里の大皿は
他と比べてちょっと珍しいかな、と思います。

花盆の周りの流線曲線、なんともいえず優雅な図柄です。
この手の図柄のものはあまりみたことがありません。

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図柄は、花盆に春の花・牡丹、そして周りには秋の菊の花を組み合わせています。
実はこの牡丹と菊の組み合わせは、古伊万里の図柄によく見られます。

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見込みには、虫食いがあります。
この時代のものでは時々見かけます。

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金がうっすらと剥げているのも、この時代の
古伊万里の特徴です。

全部がそうだ、というわけではないのですが
有名美術館にあるものでも、保存状態が
もともとよかった、というものは少ないようです。

まぁ、ヨーロッパの王侯貴族などが
所有していたので、実際に使われていたからなのでしょうけど。

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さて、このお皿、どのくらい大きいか写真でわかりますか?

直径ゆうに40センチはあります。

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かなり大きいです。
サンクスギビングのターキーなんて
余裕です。

以前紹介した、普通のディナープレートと比較してみましょう。

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見込みその他の状態から、この大皿が過去に
かなり使われたのが伺えます。

これまでのコレクションの経験からいうと、
イギリスから出てきた古伊万里の器は
使って、使って、使いまくられた、という印象を受けます。

イギリス人、古伊万里を冨の象徴として
来客に見せびらかしたかったのでしょうか・・・?

これでもか、というほどのすごい使いっぷりです。

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色が剥げかかっていたり・・・

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私は、基本的に骨董は日本では購入しませんが、
この古伊万里の大皿、相場はいくらなんでしょうね。

300年以上前の輸出古伊万里というのは
歴史的な重要性はありますが
芸術品としての価値は果たしてあるのでしょうか。

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この大皿をみてわかるとおり、輸出古伊万里は王侯貴族に愛された、と
謳ってみたものの、将軍家のために造られていた鍋島のものとは比較に
ならないような品質です。

ドレスデンコレクションなどの一部を除いては
まぁ、国外向けの品質なんてこの程度でも
エキゾチックに見えたんでしょうかね?

余談ですが、一流の輸出伊万里に興味のある方は
Porcelain for Palaces というOliver Impey の本が
お薦めです。

Oliver Impey の本はどれもお薦めです( ^ω^ )

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輸出古伊万里は、品質はともかく
この時代を彩った華やかな雰囲気が魅力ですね。

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さて、裏を見てみましょう。

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銘はなし。
目跡は五つ。

最大の難点は、裏面の変色です。

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飾り皿として、メタルがつけられていたのかもしれません。

まぁ、300年以上前の物と思えば
変色は仕方ないか・・?

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造形もこんな感じです。

幕末の輸出有田のお皿にも
こんな変な造形のものがありますね。

薄手の大皿というのは、有田の陶石では
造りにくかったのではないかと思います。

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最後に・・・

このお皿、随分いろいろな資料を見てみましたが
同じものはついぞ見つかりませんでした。

強いていうと、以前紹介したドレスデンコレクションの東洋古陶磁専門
学芸員であるライヘル博士の著書、Japanese Porcelain に
似たものがありました。

ドレスデンコレクションのものでしょうけど・・・
こっちの方が高品質ですね。

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あと、これとか。
こちらもドレスデン・コレクションのようです。
こちらは所謂定番ってやつですけど。

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これが、かの著書。

内容は・・・・。
まぁ、一読しておいてソンはないけど
得もあんまりないかなぁ・・?

ドイツ人の主観的な理論の展開って
正直、あんまり好きじゃありません。

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(おまけ)

お正月ですが、良い花がみつからず、
結局は薔薇でお正月・・・・

ううう・・・不毛だ!

NYD 2016 1

でも、ちゃんと門松を買ってもらいました。
$26もしたのだ!

NYD 2016 2

後ろの飾り皿は、なんと2004年の深川製磁の申年の皿です。
こういうのって縁起物なんでしょうけど。

深川製磁では毎年飾り皿を販売していますが、
この2004年のものは当たり年だったんですよ。

気に入ってます(^∇^)

では、このブログをご覧のみなさま、今年もよろしくお願いします。

よい一年になりますように。


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