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肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

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明治香蘭社の魅力 (黒地花鳥透彫輪繋文鉢) 

やっと超多忙な11月が終わりました(*´ω`)┛

原稿の執筆、小学校の先生との面談、サンクスギビング、バークリー時代の友達との約束、
そしてクリスマスツリーの飾りつけ。
なんとか全部やってのけたのは、奇跡でした。

リクエストされたアップルパイも今年はちゃんとパイ生地から作ったし(←ハハハ、自慢だっ!)
相方の作った料理もおいしかったし、今年も家族みんな健康で
サンクスギビングを過ごすことができました。

さて、久しぶりのアップです。
数ある骨董のブログの中から、当サイトを定期的に覗いてくださる方には大変お待たせしました。

見せたいものは色々あるのですが、すごいのは正月頃にとって置くことにして
今日は珍しい明治時代の香蘭社を紹介します。

それがこちら。

brown bird1

明治時代後期の香蘭社のノワール(こげ茶ですが)シリーズです。
思いがけず手に入った逸品です。

以前紹介した黒地花鳥文のカップ・ソーサーと同じ図柄のものですが
ご覧の通り、輪繋の透かし彫りがほどこされた贅沢な鉢です。
うっとりと見とれてしまう美しさです。

brown bird 2

近影。
輪繋にもきちんと模様が描かれていて、大した手の込みようです。
この輪繋の装飾の細やかさなど、これまた以前紹介した色絵龍鳳凰菊牡丹花透彫輪繋文皿に通じるものが
ありますが、作品の完成度などを考えると、こちらのほうが時代がやや新しいと思います。

明治中期の作品のような荒削りでない、成熟した作品ですね。
素晴らしい、の一言です。

brown bird 3

見込みです。
絵付けの見事なこと。
チャイナを模しているのは明らかですが、なんとなく緻密な仕事ぶりが
日本製だな、と思わせますね。

brown bird 4

輪繋の近影。

どうです?この細やかな仕事!
全部手作業ですが、ものすごい手間がかかっています。

全体に色をつけて、さらに金で文様を描いています。

brown bird 6

裏にもちゃんと同じ文様が。

brown bird 7

輪繋の下のほうの図柄も、黒地に描かれているにもかかわらず丁寧な仕事ぶりです。
同じシリーズのカップとソーサーを比べた時に、カップの絵付けがかなり雑なことに気づきます。

brown bird 8

ブルーの花。なんの花でしょう(汗)?

brown bird 9

上から見たところ。

brown bird 10

近影。
大きな鉢です。
ナッツの袋を入れていたら、相方が「!!!!そんなもん、いれるな~!」と怒っていました。

brown bird 11

裏銘は朱で蘭の花です。
このマークのものは、一般に質が良いように思います。
ちなみに、金の蘭マークというものもありまして、海外では
「金蘭は皇室御用達のために造られたものだ」とまことしやかな噂が広まっていますが
たぶん違うと思います。

金蘭マークのものは質は良いけれど、皇室に納められるほどすごくもありません・・・
ま、この金蘭マークの輸出香蘭社の物もそのうちにお見せします。
(いつだ!とか怒らないでくださいね・・・リクエストがあればいつでもヾ(・∀・)ノ 

brown bird 12

そしてお約束の、シリーズ物を並べてみました。

brown bird 13

こうしてみると、香蘭社の輸出ノワールは人気があったといえども、
良質の物からそうでないものまでいろいろあったようです。
シュガーポット花瓶などは
まだまだ荒削りな部分がありますが、この黒地花鳥文シリーズはなかなか完成度が高いように思います。

この鉢は、カップなどに比べてもさらに質が高く、
実際に使用すると誰かに怒られそうです・・・

なんでも使いまくるイギリス人も、この鉢はさすがに未使用のようで
傷跡などもほとんどありません。
飾り物ですね・・・

brown bird 14

こちらは花鳥文のカップとソーサー。
有田の香蘭社本店に、古陶磁器資料として
展示してあります。

余談ですが、これをもとにした復刻版も出ているようです。
値段は・・・・カップとソーサーのセット一客で
この鉢が3つは買えそうです・・・・

brown bird 15

古いものの魅力はやっぱり手仕事からくる味わいですね。

丁寧に手描きされた作品と言うのは、それだけでも価値があると思います。
その素晴らしい仕事を眺めながら、一体外国のどんな家庭で飾られたり賞賛されたりしたのか
想像するのもまた楽し。


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