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肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

ミュージアムピース?? 

ミュージアムピースの定義というのはなんなんでしょう?
普通に考えれば、美術館や博物館に展示するほど価値のあるもの、
ということでしょうか。
美術雑誌や骨董関係の書物に載っているものも
ミュージアムピースと言えるのかもしれませんが・・・

ある日曜日のこと、朝からイーベイをぼんやり見ていると、
こんなカップが目に入りました。

Koransha Egg shell cup 01 smaller

出品者曰く、香蘭社製のものだとか。

最初に見たときの感想は、
”雑なつくりだなぁ。メイドインチャイナの偽物にしてもこれはなぁ・・・”
でした。

でもなんとなくしげしげ眺めているうちに・・・・

むぅ?見たことある???



あったんです!数年前里帰りした折、九州陶磁文化館で購入した
”有田の名宝”という本に、このカップが載っていたんです。

Koransha Egg shell cup 05 smaller


Koransha Egg shell cup 03 smaller

件の品は、色絵花鳥唐草文のコーヒーカップと言うそうです。
出品者の言うとおり、明治時代のオールド香蘭社でした。

写真からはとてもそんな価値のある代物には見えず、
コレクターが一人、二人入札しているだけのようです。

2時間後、$120ドルくらいであっさり落札しました。
イギリスからの掘り出し物でした。

10日ほどして、パケッジが届き開けてみると・・・

Koransha Egg shell cup 02 smaller

これが結構いいんです。

写真からはわかりにくいのですが、なんと卵殻手、
エッグシェルのエスプレッソ用カップなのでした!
柄は、当時西洋を魅了していたチャイナを模したものだったのでしょう。

エッグシェルのカップといえば、当時はチャイナがヨーロッパで人気を博していました。
そのチャイナを模したものを輸出しつつ、日本の様式美を反映したものも
同時にヨーロッパの市場に売り込もうとした深川栄左衛門の商才には頭が下がります。

裏はもちろん、お約束の明治時代香蘭社のマーク、朱の蘭が・・・

Koransha Egg shell cup 06 smaller

ちなみに、これと同じカップ(有田の名宝に掲載されていたもの)は、
佐賀県有田の香蘭社本店内にある、古陶磁陳列館にあるそうです。

今度里帰りした時は、見にいってこよう!
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Category: オールド香蘭社

Thread: いいもの見つけた!

Janre: Diary

tb 0 : cm 5   

Comments

『キラリ館』サイトランキングと申します。
ご訪問いただければ幸いです。

サイトランキング #- | URL | 2013/04/12 17:20 [edit]

はじめまして

ebayで素敵なコーヒーC&Sを見つけられたのですね。
なんだか楽しい展開になりそうな貴ブログ、これからも楽しみにさせて頂きます。

たまたま、私もごく最近オールド香蘭社に興味を持ち、3/24、3/25にブログにアップさせてもらいました。と、言っても私の場合は、コレクターでは無いので、この2点だだけで後が続きませんが。^^

ココペリ778 #- | URL | 2013/04/17 08:10 [edit]

はじめまして、ココペリさん。
コメントありがとうございます!
ご覧の通り、ミュージアムピースと呼ぶには
あんまりな代物ですが・・・

ココペリさんのお持ちの香蘭社のカップ、拝見しました。
どちらも素敵ですね。最初のは明治後期のものみたいですね。
そちらのほうがよっぽどアーカイブに入れる価値がありそうです。

海外向けに作ったものと、日本の国内向けのものとでは
同じ時代に作られた香蘭社でもだいぶ違いがあるようですね。
個人的な見解ですが、国内向けは、細部にもこだわりのものが多く、
海外向けのものは凝ったものから、??なものまでいろいろみたいです。
ココペリさんのお持ちの2つめのカップと同時代のエスプレッソ用カップを
持っていますが、このクォリティも・・・なんだかなぁ・・・ってかんじです。
こっちも、そのうちアップしますね。

では時々のぞきにきてください。こちらも遊びにいきますね~

Michnoski #- | URL | 2013/04/17 16:12 [edit]

香蘭社のこの茶色いマットな地色の作品、大好きなんですよ。
お皿と大鉢を持っていますが、カップ&ソーサーは持っていません。
羨ましい(笑)!!

R.I. #- | URL | 2013/08/17 10:43 [edit]

おお~、そうですか!
お皿と大鉢はナンシーシファーの本でだけしか
みたことがありませんが、このシリーズ
とっても味がありますよね。
ちなみに、香蘭社の古陶磁アーカイブに行ったら
このカップとソーサーを6客揃えて飾っていました。
香蘭社の本社でこの黒絵花鳥文の復刻版のコーヒーカップと
ソーサーを見たのですが、やっぱり現代のものだと
雰囲気が違っているように思いました(笑)

Michnoski #- | URL | 2013/08/17 19:03 [edit]

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