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肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

すべてはここから始まった! 

それは3年ほど前のことでした。

日本に里帰りの折、長崎を訪れました。
市内をぶらぶら観光中、諏訪町中通の某骨董屋を覗いてみると、
深川製磁や香蘭社の大型の花瓶がならんでいました。
大正時代から昭和前期くらいのものばかりで、烏瓜をモチーフにした金襴手の
ものや、鹿に紅葉といった古典的なテーマのものが置いていました。
見ているうちにほしくなりどちらにしようか迷っているうちに、おばさんが出てきて勧めてくれたのがこちら。

Blue flower vase

ひときわ目を引く染付の花瓶、おばさんいわく、”深川やなかとやろか・・・”

確かにそういわれてみれば・・・深川製磁のお店には、これに似た青地に白い牡丹のものが・・・

聞くところによると、長崎市内の旧家から出てきた代物だそうです。
時代はおそらく幕末だろう、ということですが、悲しいかな銘がない。
でもなぜか心惹かれたので買うことにしました。

その後、いろいろと調べましたが、いまいち素性がわかりません。
幕末の鍋島や平戸にも似たような、でも微妙に趣が違う花瓶やお皿があります。

しかし・・・深川八代目の栄左衛門は近現代肥前陶磁銘款集によると、青花の逸品を造ったという事だし、
その息子たちが引き継いだ香蘭社と深川製磁はどちらも明治、大正にかけて鍋島、平戸、有田の逸品を
写しながら自分たちの商品デザインに取り入れています。深川栄左衛門が同じように写しをしながら作品を造ったのかも。


どなたかこの花瓶の素性をご存知の方がいたら教えて・・・、あ、でも真実を知るのはやっぱり怖いかも。
でも、こういう素性がわからず、あれこれ調べて思いをめぐらしていることが楽しいのかもしれません。
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Janre: Diary

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Comments

見ました。

佐賀市の徴古館にありました。

ところで旦那さん #tbP3RbY6 | URL | 2017/01/27 06:28 [edit]

すみません。懐古館ではなくて徴古館でしたね。
というか・・・えええ!この花瓶を見たのですか?

徴古館のデータベースには載っていないようですが
コレクションではなくて飾ってあるのでしょうか。
是非次回里帰りの折には徴古館に
行ってみなくてはいけませんね!

Michnoski #- | URL | 2017/01/27 10:44 [edit]

昨年の

昨年の鍋島家伝来磁器展でした。

実は父方の祖母の両親は、有田出身で、曾祖父は久間儀次郎、曾祖母は深川ヨシ?だったかな、忠次の兄弟姉妹です。腕の良い儀次郎じいさんは、深川一門になった訳です。儀次郎じいさんは、源六焼に引き抜かれ、ロクロの先生でした。祖母は、有田町に4歳まで住んでいたと言いましたから、嬉野に移り住んだのは明治27年ですね。祖母シナが、富永清三郎と結婚し、深川と富永源六も親戚になったのです。
この牡丹文花瓶は、源六製 釉下彩牡丹文にソックリなので、儀次郎作かも分かりませんね。

ところで旦那さん #tbP3RbY6 | URL | 2017/01/27 20:21 [edit]

間違い訂正

久間儀次郎さんのお母さんが、深川ヨシでした。深川忠次の叔母さんかもですね。深川栄左衛門の兄弟姉妹かな?

アメリカにいらっしゃるんですか?

ところで旦那さん #tbP3RbY6 | URL | 2017/01/27 23:52 [edit]

大変貴重な情報、本当にありがとうございました。
しつこくブログをやった甲斐がありました。

それにしても、深川家と富永家はやっぱり
関係があったんですね。図録にある
源六窯の高級磁器の中には、香蘭社や深川製磁に
通じるものがありますものね。

すみませんが、もう一つだけ質問させてもらっても良いでしょうか。
御曾祖父である儀次郎さんは平戸の三川内とは全く関係はなかったのでしょうか。と言いますのも、海外輸出用の花瓶にも、よく似た形、呉須の発色そして筆遣いのものがありました。(牡丹ではなく菖蒲文)もしよかったら
教えてください。

それにしても、類似の花瓶が鍋島家にあったとは
驚きでした!次回、ぜひ佐賀へもう一度足を運びたいと思います。

私は現在アメリカのカリフォルニア在住です。
以前は深川製磁の支店のあったフィラデルフィアにいましたので、
深川製の骨董などをよく見て回ったものでしたよ。

Michnoski #- | URL | 2017/01/28 17:59 [edit]

菖蒲文ですか。

カリフォルニアですね。
昨日、気がついたんです。

去年の5月頃に、湯布院の骨董店 和 の記事を読んでいたんですよ。その日記に気がついたんです。その後、源六製を訪ねて 和を訪れたんです。和のお父さんは、優しい方でした。
さて、昨日、香蘭社か深川製磁が、三河内に発注したとネットで調べたところでした。
菖蒲文の源六製の大鉢持っています。SNSのグリーの日記には、アップしてます。
徴古館で、牡丹文の花瓶見た時に、源六製だと、思ったくらいでした。

話は変わりますが、曾祖父の富永(樋口)一助は、武雄市西川登町小田志の、樋口治實・含珠焼の兄弟です。治實さんと源六さんは、ライバルであり、親友だったと思います。兄弟が、源六の姉の婿養子になって、我が家の富永家は、つながりました。
含珠焼は、徴古館のホームページに掲載中です。

今日は夕方に、有田の椋露地に行ったのですがお休みでした。

日本は、夜です。お休みなさい。

ところで旦那さん #tbP3RbY6 | URL | 2017/01/29 07:05 [edit]

類似の花瓶というのは、こんな感じです。

http://gotheborg.com/glossary/hirado.shtml

ご存知と思いますが、深川銘のついた
類似品(透かし彫りのあるもの)があります。

http://www.justjapanese.net/items/hirado-blue-and-white-reticulated-porcelain-vase/

後述のものは、海外では平戸製で知られています。三川内の窯元の話では、これは深川から三川内への注文品だったそうです。余談ですが、明治時代有田から三川内への注文は多数あったようで、私も実はこういったおかしな有田・三川内ものをいくつか集めています。
たしかに源六製のものとも通じますね。

それにしても、明治嬉野・武雄の名窯である
源六と含珠焼が親戚関係であったとは、驚くべきか、納得するべきか。
名窯はみな婚姻関係などで繋がっていたというのは非常に興味深いです。
含珠焼の技術は三川内にも通じると思いますが、
明治の名人はみないろんな窯を歩いて研究したのだと推察できます。

もしよろしければ、SNSのアドレスを教えてください。

大変興味深い情報、ありがとうございました。

Michnoski #- | URL | 2017/01/29 14:05 [edit]

Only the administrator may view.

Only the administrator may read this comment.

# |  | 2017/01/29 19:32 [edit]

綺麗ですね。

写真1.

陽刻は、源六製も作ってますからね。
綺麗ですね。


写真2.

まさしく、下絵を描いた時点で、三河内でくり抜いたんですね。海外の人は驚いたでしょうね。
また、染付けは、深川製磁ですね。

現在の深川製磁、香蘭社は、明治の源六製を模倣して、そこから脱却していないです。一流が、明治の源六製を模倣するには、訳があります。

デザインは、無限にあるのに。

人間国宝の井上萬二は、あれは有田焼じゃない。有田焼と言うからツマラナイ。花伝シンフォニーの社長もツマラナイと言ってると、奥さんが言ってました。平戸焼です。井上萬二の息子は同級生ですが。(*´-`)

ところで旦那さん #tbP3RbY6 | URL | 2017/01/29 19:44 [edit]

SNSアドありがとうございました。
でもグリーはアカウントを
取らないといけないんですね。うう~む。
その他の情報も有り難く教えて頂きましたので
またなにか質問等があれば、連絡させてくださいね!

それにしても、深川、平戸、源六製の関係は
なかなか複雑そうですね。
研究する価値がありそうです。
(専門外ですが・・ハハハ)

井上萬二さんの作品は素晴らしいですが
確かに有田らしくはないですね。有田の粋は
やはり柿右衛門でしょうか。先日初めて柿右衛門に行ったのですが、井上窯とはご近所さんだったんですね。人間国宝がご近所さんというのも
有田ならではでしょうか。

余談ですが、花伝の蒲地さんには
一度飛び込みで(図々しいですね)
お会いしました。深川・香蘭社のコレクションは
大したものですね!

Michnoski #- | URL | 2017/01/30 11:10 [edit]

徴古館

徴古館に行く時は、事前に電話で予約すると、深川製磁を見せてもらえるとおもいます。
樋口治實の含珠焼は、電話予約すると見せてもらえると、受付の方に聞きました。

ところで旦那さん #tbP3RbY6 | URL | 2017/02/02 04:39 [edit]

そうですね。次回佐賀へ行くときには
徴古館へ事前に連絡しておこうと思います。
含珠焼もぜひ見たいですねぇ。やはり鍋島家は
良いものを持っていますね~。

Michnoski #- | URL | 2017/02/02 10:50 [edit]

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