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肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

普段使いの器 ~波佐見焼(無陶人)~ 

みなさんは普段どんな器を使っていますか?

ブログ村の方々のページを覗くと、みなさん古伊万里などの器を惜しげもなく(←よけいなお世話)
使っていますね。料理などを盛り付けた古伊万里などを見ると
器が生き生きしているように思えて、とても素敵だな、と思います。

以前ブログに書いた湯布院の骨董屋さんに、明治時代の伊万里の蓋物を買ったとき、
器はどんどん使ってください、料理を盛り付けると味がさらにおいしくなりますよ、と
言われました。

小市民なので骨董を普段使いするのは気が引けますが、そのうち、天丼でも作って食べようかな
と思ってはいます。

今日は骨董とは関係ありませんが、普段使いのコーヒーカップを紹介したいと思います。
くらわんかで有名な波佐見焼です。

Fish Plate Blue White 023

写真を撮るのが下手なので、このカップの良さが半分も出ていません。
作った方に本当に申し訳ないです。

このカップは、波佐見町の作家、松尾高雄さんこと無陶人さんの作品です。

Fish Plate Blue White 025

染付牡丹蛸唐草文、とでも言いましょうか。
カップ全体に牡丹と蛸唐草がまんべんなく描かれています。
どこに置いていても、はっとするような美しさです。

くらわんかで知られるように、波佐見焼の窯元は今も昔も日常使いの器を造ることが多いです。
波佐見は、地理的に平戸焼の三河内町、志田焼の嬉野・武雄と有田焼の有田町と隣り合っています。
有田で有田焼の器を買った、と思って波佐見にいくと同じものが置いていたり、
今日、美術工芸品や有名作家の作品でないかぎり、日常使いの器を波佐見焼か有田焼かで区別するのは
難しいものがあります。
素人見解ですが、強いて言えば、波佐見焼は白磁がやや青みがかって器にも厚みがある
といったところでしょうか。

Fish Plate Blue White 027

さて、この無陶人さんの作品を知ったのは昨年のことでした。
日本に里帰りした折、実家の父が使っていた湯飲みと飯茶碗が
パッと目に入りました。
地理的な関係で、我が家には昔から有田焼の器が溢れています。
結構よいもの(源右衛門など)を普段から使っているのですが、
この湯飲みを見たときは、アレ?と思いました。
なぜか気になったんですねぇ。

父に聞いてみると、以前仕事関連でお世話した方からお礼に頂いたとのことでした。
この作家はその方のいとこなのだそうです。

カップを頂いた時に、いとこサンがいろいろと作家について説明をしたそうですが、
父は器には興味がないので、全然聞いてなかったそうです。

しかたがないので、ネットでいろいろと調べてみますと、おもしろい情報がありました。

この無陶人さん、どうやら澤田痴陶人のお弟子さんなのだそうです。
そういわれて調べると、痴陶人の展示会で過去に名を連ねているようです。
業界の方には良く知られたことなのでしょうか?

さらに、北山魯山人の最後の弟子だと言うまことしやかな噂まで・・・

痴陶人のお弟子さん、というのは聞いてちょっと納得でした。
この方の白と藍の作品、なんか独特なんです。
一見雑なように見えますが、奔放なのにスキルが見え隠れします。

絵画のたとえですが、例えば基本的なスキルがない人がゴッホ風の絵や
ピカソ風のものを描いても下手な絵に過ぎません。
ゴッホもピカソも、普通の写実的な絵がものすごくうまいわけです。
抽象的なものや印象的なものを描くには当然、写実的なスキルが必要なわけです。

同じような感じで、この方の絵も奔放なのに、美しい。
雑とか下手では全然ないんです。
古伊万里などの昔の作品をみて修練したのがわかります。

Fish Plate Blue White 032

今は波佐見で夫婦でこじんまりと作品を作られているそうです。

無陶人窯の作品は、波佐見町のギャラリー、つちくらさんというところで主に扱っています。
ちなみにこのギャラリーも素敵なものが沢山置いてあります。
お買い物が済むと、おいしいコーヒーを好きなカップでご馳走してもらえますよ。

Fish Plate Blue White 034

この冬訪れた時、飯わんやらカップなどいくつか買いました。
こんど里帰りしたときも、また買いに行きます。

美しい器で食べたり飲んだりすると、味がさらにおいしくなったように思えるのは
本当のようです・・・

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Category: 波佐見焼 (現代)

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Comments

素敵なコーヒーカップですね。
色、柄、形どれを採っても飽きが来ず、毎日使いたくなる器ですね。

私はこの10年ほどスターバックスのコーヒーマグ(400㏄サイズ)を使って居ます。グリーン基調でシアトルのパイクプレースマーケットに出来た一号店の当時の様子が描かれていて気に入って居ます。
(裏には会社の歴史が書かれています)
一方では、和柄の大きめのマグが欲しくてかねがね探しています。
こんなに素敵なのが有るのなら、私ももう少し根気よく探し続ける事にします。

ココペリ778 #- | URL | 2013/05/26 07:57 [edit]

ココペリ778さん、

こんにちは。
そうなんですよね~。毎日使うものなので、
気に入ったものが欲しくなるんですよね。
無陶人のカップは、これと染付山水のを買いました。
サイズと形が違うので、用途に合わせて使っています。

スターバックスのカップも、シーズンごとにいろんな
カップが出ますよね。ほしいな、と思いつつ、食器棚のスペースが
ないのはつらいところです。。。
今集めておくと、あとでプレミアがつくかも・・・v-14

Michnoski #- | URL | 2013/05/26 11:25 [edit]

いいものはやっぱりいいですね。食卓が豊かになるし自分の時間と空間が作れると思いますね

#- | URL | 2014/12/10 23:20 [edit]

こんにちは!

コメント、ありがとうございます。

そうですね。良いものを使うと、気持ちも豊かになるような気がします。
”自分の時間と空間をつくる”という表現は、まさにその通り!ですよね。
好きな器を、有田や波佐見までいってわざわざ買い求める醍醐味の根底には
そんな願望がきっとあるのだと思います。v-14

#- | URL | 2014/12/11 13:05 [edit]

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