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肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

染付魚形皿 - 鯛のひらき - 

骨董に興味を持ち出して間もなく、魚の形の皿がほしくなりました。

ナンシー・シファー氏の本にも多数載っている様に、海外のコレクターの間では
魚形皿は人気があるだけでなく、どうやらマストアイテムのようなのです。

日本にいる時は、こういう形の皿を見たことはありませんでした。
今日有田に行くと、深川製磁が昔のデザインの復刻版を造って売っていますが、
結構いいお値段ですよね。手がでません。

むぅ・・・

毎日本を眺めながら、こんなの買えたらいいのになぁ・・・と思っていましたら
結構早く入手できるチャンスが巡ってきました。

Fish Plate Blue White 014

遂に買ってしまいました。

どうやら元の持ち主は、魚形皿の収集家だったようです。
これと同時に、肥蝶山信甫の色絵の魚形皿が出品されていましたので、
コレクターの入札はそちらに集中しました。

ラッキーだったことも手伝って、あっさり競り勝ち、このお皿を入手した次第です。
ふっふっふ。

このダブルヘッドとでもいうのでしょうか、鯛のひらき(?)のような形の皿が欲しかったのです。
染付で、全体的に日本人好みだと思います。

Fish Plate Blue White 013

手書きが美しいですね。

いろいろと調べてみると、このお皿、有田の梶山菊三郎の作品のようです。
近現代肥前陶磁銘款集によると、鯛形鉢の製造に関しては他の追随を許さないものが
あった、と記されています。

黒牟田の梶原系の窯元は、過去に魚形皿を造ったところも多く、
今日でも梶兼製磁社などでは、鯛形の土型や木型を保存・展示しているそうです。

さてこのお皿ですが、間近で見ると案外凝っています。

Fish Plate Blue White 022

鱗がうっすらと型押しされているのがわかりますか?

Fish Plate Blue White 021

写真だとちょっと見辛いですが、一応お分かりいただけると思います。

Fish Plate Blue White 020

それにしても、なんでこんな変なひらきの形なのかは謎です。
普通なら、腹からひらきませんかねぇ?

本来なら、刺身でも盛るところでしょうが、そんなことはせずちゃんと大きめの皿たてに入れて
飾っていますよ。(結構大きいんです、これが・・・)

Fish Plate Blue White 018

裏はこんな感じです。

Fish Plate Blue White 019

梶原菊三郎さんの銘ですね。
明治時代だそうです。


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Category: 古伊万里

tb 0 : cm 5   

Comments

初めて見ました。
と言うか、micnoskiさんのコレクションは珍しい物ばかりですね。
よくぞこの様なユニークなデザインを考えた事だと感心させられます。
素敵な魚形皿を見せて頂きました。

ココペリ778 #- | URL | 2013/05/19 05:31 [edit]

ココペリ778さん、

いつもコメント、ありがとうございます。

私も、日本では魚形はあまり見かけませんでした。
この手の皿は海外では人気だったようで、
イーベイでもよく売っております。(偽物も多いんですが・・)
そのうち、普通の魚形(ひらきでないもの)もアップしますね。

日本国内と海外の骨董の市場事情はかなり異なるみたいです。
日本では日常使いの器が多いのに対し、
海外では、どうしてもディスプレイ用が多いですね。
日本ではなかなか骨董を買えないので(←高いので)
海外で買うとなると、珍品収集になってしまいます(笑)。

Michnoski #- | URL | 2013/05/19 07:16 [edit]

Michnoskiさんへ

>海外では、どうしてもディスプレイ用が多いですね。
>海外で買うとなると、珍品収集になってしまいます。

非常に興味深く、また納得のいくご意見ですね。
地の利を生かした珍品収集、これからも楽しみにしていますよ。^^


ココペリ778 #- | URL | 2013/05/19 23:31 [edit]

ゆっくり過去の記事を読ませて頂いています。
面白い記事がたくさんあって嬉しいです。

このお皿のモティーヴは、所謂「双魚紋」ではないでしょうか。
2尾の魚のお腹を合わせてあるのは、和合の象徴であり、子孫繁栄・豊穣を祈願する思いの現れだと思います。
日本以外のアジア諸国でも使われるシンボルなのだとか。

ちなみに、日本のお正月の睨み鯛でも、昔々は生、あるいは塩をしたものを2尾、腹を合わせて飾っていたようですよ。

R.I. #- | URL | 2013/08/06 00:28 [edit]

R.Iさん、

双魚文ですか~。
知らなかったので勉強になりました!

そういわれてみると、なるほどそうですね。
魚形皿も、双魚文の別バージョン、双頭魚文を見たことがあります。
こちらは魚の頭を左右別の方向に向けたものでした。
子孫繁栄・豊穣祈願というのは納得がいきますね。

こういう図柄の背景にある文化のトリビア、本当に面白いですねv-14

Michnoski #- | URL | 2013/08/06 09:26 [edit]

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