07 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

肥前陶磁器あれこれ~

オールド香蘭社、オールド深川、古伊万里、平戸焼などを集めています。

 

これは何でしょう? 

ブログに飽きたかなぁ~、などと思っているときに限って、
ブログのカウンターの数が普段の倍(か3倍)くらいになり、
やっぱり続けようかなぁ、と思う今日この頃。

今日は、とっておきのお皿をお見せしますが、
ちょっと趣向を変えてみようと思います。

当サイトにお越しの皆様、クイズの時間ですぞ。

あ、答えをまだ知りたくない方は、くれぐれも画像をクリックしないように!
ちなみに、画像をクリックしても大きくなりませんので、あしからず・・・・
答えは、このブログの最後にお知らせします。

さてこのお皿、何だと思いますか?

kameyama 1

染付皿で、7人の唐子が勉強したり遊んだりする姿が描かれています。

パッとみて、エ?なに、これ?と思った方も多いことでしょう。
どうですか?素性がすぐにお分かりになりますか?

有田?と思った方、まぁ、妥当なご意見ですね。
でも、ちょっとまってください。
こんな有田、見たことありますか?
特徴のある絵付けです。
所謂18世紀から19世紀にわたり流行った中国の影響を受けた
有田ではないか、と思う方もいらっしゃることでしょう。

あるいは、繊細な人物の絵付けを見て、19世紀前半から中期の
有田の七賢人の染付などを思い出された人もいるかもしれませんね。

kameyama 2

近影。

さて、ここで唐子、と聞いて、肥前陶磁器に詳しい方は、「平戸?」と思われるかもしれません。
至極当然です。

通常、唐子、と言えば、平戸(三川内)焼ですね。
三川内では、献上手に描かれる唐子の数は、
相手の地位によって決まっていたそうです。(尤もこの説には異論あり、ですが)

ひっかかるのは、所謂平戸の唐子は、非常にスタイライズされていて、
見るからに、写実的ではありません。
このお皿の唐子は、どちらかというと丁寧に描かれた一枚の絵のようです。

kameyama 4

もう一つ、このお皿の最大の特徴は、呉須の発色です。
こんな発色の呉須をみたことがありますか?
19世紀中期から幕末にかけての有田産には、
このような発色の呉須をつかったものはありません。
有田の呉須は、もうちょっとどす黒かったり、妙に濃かったり薄かったり。

19世紀の平戸の呉須は、薄い発色の物が多いです。

普通の呉須よりも、より明るい発色で、非常に澄んだ色あいです。
独特の発色を見て、ベロ藍の類?と思われる方もおられるかもしれませんが
ベロ藍の下品さはありません。

有田、平戸以外の可能な選択肢は、あとどこが残っているでしょうか。

kameyama 11

裏は、このようになっています。

平戸焼に負けず劣らずの白磁です。
上質の陶石を使っていることにまちがいはありません。

kameyama 12

そして、銘。
松茂堂竹芭製。

松茂竹芭?
竹苞松茂という意味で使っているのでしょうか。
ちなみに、竹苞松茂というのは、新築の家を祝う時に使う言葉で
家の土台は竹が生えたように堅固で、
上の部分は松が茂っているように立派だという意味です。

しかし、この銘は漢字が異なります。
竹芭・松茂というのは何なのでしょう。

ここまで読んで、「中国の皿か!」と思った方は素晴らしい!
竹芭松茂というのは、実は清時代に宮廷画家によって描かれた
故宮に収められている有名な山水画の名前なんです。

でも、なぜ故宮にある山水画の名前を、皿の銘として
使っているのでしょう?
そもそもこの皿の作者は、なぜ故宮のこの絵画のことをしっているのでしょう。

このお皿、有田のようで有田でない。
平戸のようで平戸でない。
中国のもののようで、中国のものでない。
(私はチャイナのコレクターではありません・・・)

さて、気になる答えはこちらです。

みなさんの予想はいかがでしたか?

肥前陶磁器の世界は、まったく複雑怪奇なラビリンスです・・・

次回、このお皿についてもうちょっと説明します。

ブログ村に参加しています。

にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

Category: Category: None

tb 0 : cm 4   

ブログ村に参加しています 

よかったらポチッと押してください。


にほんブログ村 美術ブログ 古美術・骨董へ
にほんブログ村

にほんブログ村 美術ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ

Category: Category: None

tb 0 : cm 0   

すべてはここから始まった! 

それは3年ほど前のことでした。

日本に里帰りの折、長崎を訪れました。
市内をぶらぶら観光中、諏訪町中通の某骨董屋を覗いてみると、
深川製磁や香蘭社の大型の花瓶がならんでいました。
大正時代から昭和前期くらいのものばかりで、烏瓜をモチーフにした金襴手の
ものや、鹿に紅葉といった古典的なテーマのものが置いていました。
見ているうちにほしくなりどちらにしようか迷っているうちに、おばさんが出てきて勧めてくれたのがこちら。

Blue flower vase

ひときわ目を引く染付の花瓶、おばさんいわく、”深川やなかとやろか・・・”

確かにそういわれてみれば・・・深川製磁のお店には、これに似た青地に白い牡丹のものが・・・

聞くところによると、長崎市内の旧家から出てきた代物だそうです。
時代はおそらく幕末だろう、ということですが、悲しいかな銘がない。
でもなぜか心惹かれたので買うことにしました。

その後、いろいろと調べましたが、いまいち素性がわかりません。
幕末の鍋島や平戸にも似たような、でも微妙に趣が違う花瓶やお皿があります。

しかし・・・深川八代目の栄左衛門は近現代肥前陶磁銘款集によると、青花の逸品を造ったという事だし、
その息子たちが引き継いだ香蘭社と深川製磁はどちらも明治、大正にかけて鍋島、平戸、有田の逸品を
写しながら自分たちの商品デザインに取り入れています。深川栄左衛門が同じように写しをしながら作品を造ったのかも。


どなたかこの花瓶の素性をご存知の方がいたら教えて・・・、あ、でも真実を知るのはやっぱり怖いかも。
でも、こういう素性がわからず、あれこれ調べて思いをめぐらしていることが楽しいのかもしれません。

Category: Category: None

Thread: いいもの見つけた!

Janre: Diary

tb 0 : cm 12   

ブログはじめまする 

はじめまして。
今日からつれづれなるままに、ここ数年興味のある江戸時代や明治時代の陶磁器について書きたいと思います。
骨董が好きです、と言いたいところですが、そう名乗ってしまうには素人すぎる気がします。
まだまだわからないことばかりですが、好きなもの、心惹かれる器のことを書きながら、同じものを好きな人たちと
知り合えたらいいなと思います。

Category: Category: None

Thread: ♪ヾ(。・ω・。)ノ゙

Janre: Diary

tb 0 : cm 0